―まず始めに、サムライALLJAPAN(以下、サムライ)に参加しようと思ったきっかけを教えてください。
サムライに参加しようと思ったきっかけは、自分は一度でいいからアメリカという地で野球をプレーしたいという夢があったので、今回それが実現できる環境があるということで応募しました。
―実際プレーしてみて、アメリカでの野球はどうでしたか?
アメリカの野球と日本の野球の違いというものがはっきり自分の目で確認できました。アメリカのプレイヤーについては、日本人よりパワー、スピードがあることを肌感覚で知り、一方で日本の野球のいい面も発見できました。
―例えば、日本の野球のいい面はどんなところでしょうか?
そうですね、細かい連携だったりサインプレーだったり、あと変化球の質は日本の方がいいなと思いました。
―逆にアメリカの野球のいい面はどんなところだと思いますか?
すごいなって思ったのは、バットを振るスイングスピード、肩の強さ、あと日本とはまた違った団結力です。
―日本と違った団結力とは?
一つ一つのプレーへの喜び方やホームインした際の選手の迎え方など、日本ではなかなか見られない光景でした。
―特にスピードとパワーの違いが感じられたと思うのですが、例えばどんなシーンでそういったものを感じましたか?
パワーについては、ピッチャーの投げる球威やバッターの飛距離からですね。スピードについては一塁までの到達時間や外野の守備、落下地点までのダッシュから、かなり速いなと感じました。
―そんな力の差を埋めるべく、個人的に取り組んだことはありますか?
個人的に取り組んだことは、アメリカのやり方でプレーしようとしましたが、それが日本人に合っているかというと微妙な所で、今の自分で出来ることを考えてある程度フォームを変えるなど、少しずつ試しながらゲームに臨みました。
―具体的にフォームはどのように変えていきましたか?
フォームの教え方について話しますと、日本では足を上げて打つよう指導されますが、アメリカではノーステップで打つのが一般的なので、そのやり方で取り組んでみました。
―サマーリーグに参加してみて、リーグ全体のレベルはどうでしたか?
高いと思います。日本の大学生よりアメリカの大学生の方がレベルが高いのではないかと自分は感じました。
―それはプレーの一つ一つについてですか?
そうですね、プレーについては日本の方がレベルが高いと思うのですが、こうして1ヶ月通して戦ってみると、シーズン全体ではアメリカの方がレベルが高いと思います。
―シーズンを振り返って、自分なりにもっとこうしたら良かったと思うところはありますか?
もっとハングリー精神をもたないとダメだなって思います。誰かがやってくれるとか、なんとかなるとか考えていると、アメリカでは通用しないんだなと。もっとハングリーにやるぞやるぞとモチベーションを上げて、負けたら終わりだというぐらいの意気込みですね。アメリカの高校野球でもトーナメント形式は一緒だと思うんですが、野球以外の面でもハングリーなんだと思いました。
―最後に、次回のサムライに参加したいプレイヤーにアドバイスをお願いします。
ものすごく、いい経験になると思います。アメリカで培ったことが日本でもいきてくると思うので、ぜひ参加をオススメします。

―まず始めに、能見選手にお聞きします。サムライALLJAPAN(以下、サムライ)に参加しようと思ったきっかけを教えて下さい。
能見選手(以下、「能」)自分は祐貴(大久保選手)が野球をやっているのを見て、自分もやってみたいという思いがあったのと、せっかく本場のアメリカに行ったのだからもっと自分の力を伸ばしたいという理由で参加を決めました。
―実際プレーしてみて、アメリカでの野球はどうでしたか?
「能」そうですね、日本の野球と違ってこういうケースはこれといった決まりのようなものがない所が大きいですね。ジョシュ監督もあまりルールを決め付けない方針だったので、のびのびと気持よくプレイができたと思います。
―それでは、サマーリーグに参加してみて、何か課題は見つかりましたか?
「能」自分の場合はブランクがあったので、スローイングにしてもバッティングにしても、自分の中で段階を設定して、一つ一つ上のレベルへ上げようと意識していました。サムライのメンバーにはいい先輩がいたので、良いところを見習って吸収していきましたね。
―ありがとうございます。それでは、井上選手がサムライに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
井上選手(以下、「井」)高校でも県内でも強い学校でプレイをして、大学でも自分が入学した当初は1部のチームでプレイをして、そして独立リーグでもプレイをしてきた中で、一度日本の野球を飛び出したいなと。本場の野球はどういうものなのだろう、どんな環境なのだろう、そんなこと考えながら、刺激を自分の中に入れたかったんです。
―実際、どんな刺激を受けましたか?
「井」もうパワーが違う。運動能力が桁違いなこともあるのですが、それに加えて野球に対する姿勢ですね。日本で現地の様にプレイしていたら「甘い」だとか「何考えているんだ」と注意されると思うんですよ。合同練習する機会があったのですが、日本の野球のように声を上げて必死に鍛えるというより本当にエンジョイしているという感じなんですよ。
―なるほど。パワーやスピードでは劣っているとすると、逆に日本の野球のここは通用すると感じた点はありますか?
「井」模範解答的に言うとスモールベースボールですが、もっと細かく考えると、日本人は日本人らしく戦うべきだと思いますね。確かに現実的にはパワーやスピードではかなわない部分があるのですが、それで日本人もあのパワーに負けないようにパワーをつけるとか、スピードを上げたりして本場のスタイルに合わせるのではなくて、もっと日本人はこれまで培ってきた日本の野球のやり方でプレイした方がいいと思います。
―具体的に、日本の野球のやり方はどんなものですか?
「井」一言で言うと、細かさですね。一つ一つのプレイの。繊細な身体の仕組みをしっかり考えること、努力をしてパフォーマンスを上げること、そしてお互いに励まし合って高めあうことなどですね。その姿勢があってチームプレイが生まれます。それが日本の野球の良さだと思います。多分アメリカにはそういった習慣はあまりないんですよ。
―個別で努力するという感じ?
「井」はい。練習もそこまでしないし、試合にでてパフォーマンスを発揮して、という印象でした。
―なるほど。さて、能見選手はサマーリーグを終えて、今後どんなプレイヤーになりたいと考えていますか?
「能」まずは来年までには、大学で始まる試合に対して今回サマーリーグで学んだことを一つ一つ消化して自分の力に変えていくことと、あとは肩がまだ完治していないので、肩をしっかりと治すことですね。
肩を傷めない投げ方を教わったので、それをしっかり身につけたいです。まだプレイ中に身体の重みを感じることがあるので、体づくりも念頭に考えています。
―井上選手の今後の方向性やビジョンを教えて下さい。
「井」細かく言えばきりがないのですが(笑)ただ今回その場に立ってみて始めて分かったこともあるので、まずはその一つ一つの課題をこなしていきたいです。
上手くなることに終わりはないな、と思います。やっぱり野球を何歳までやろうと期限を設ける人って多いと思うんですよ。でもどこまで上手くなるかという話では、実際に40歳でも野球を続けている選手もアメリカでも見て、終わりはないと感じましたね。上手くなりたいと思う気持があるということは、上手くなる資格を持っているだと思います。
―最後に、次回のサムライに参加したいプレイヤーにアドバイスをお願いします。
能」日本とアメリカではボールにしてもグラウンドにしても環境が違うので、いくら日本で準備していてもアメリカでそのプレイができるかとなると、ほとんど無理に近いんですよ。となると対応力が大事になってくると思います。あとは食事ですね。ただ食べているだけではすぐに太ってしまいますし、食事が合わずに食べないでいては体が持たないので、体調管理はとても大事になってきます。
―いかにして環境になれるか、ということですね。
「能」はい。そう考えてみると、嫌々アメリカでプレイするというのではなくて自分から野球をやりに来たという気持があり、チームに恵まれればすぐに慣れるはずです。
―それでは、井上選手にも同じ質問をお聞きします。
「井」フレッシュな気持で、アメリカに飛び込んでいく、ということですね。そしてその時に、色々な刺激を自分の中に受け入れる準備をしておくことです。受け入れなければ、いつまでも慣れることができませんから。
―まずは飛び込んでみる、と。
「井」アメリカの野球に対するさまざまな固定観念があると思いますが、それをなるべく少なくして飛び込む。野球を存分にやる環境はあるので、とても収穫のある時間が過ごせるはずです。

――この夏に『サムライALL JAPAN』への入団を決めた理由とは?
吉田えり投手(以下『吉』): 自分にはあまり試合経験がなくて、サムライALL JAPANに入れば、サマーリーグを2ヶ月間戦う中で、試合経験をすごくたくさん積めると思ったからです。あと、場所はアメリカだけど、チームメイトは日本人という今まで経験したことのないことで、それもすごく興味があって入りました。
――サマーリーグのレベルは、どうでしたか?
『吉』 去年も経験はしていましたが、やっぱりレベル高いですね。だけど、そんなレベル高いところでやれたので良かったなって思ってます。
アメリカの選手は、高めの甘いところにいったら簡単に打たれるし、パワーもあってバッティングの力がすごい。だから、しっかり低めに集めて、気持ちで負けず投げ込まないと簡単に飲み込まれちゃうって感じでした。
――そんな高いレベルの打者と対戦して、吉田投手自身、変化したことはありましたか?
『吉』 去年から気持ちで弱い部分があってマウンドに上がっても、体が固まっちゃうこともあったんです。自分でも思いっきって投げなきゃいけないと思っていても、体がいうことを聞いてくれなかった。
実は、サマーリーグに行く前にフォームかえて、スリークウォーターにして、『よし!これならいけるな』って思っていたんですが、アメリカに行ってしばらくすると、また同じような気持ちになって、思い切って投げられなくなってしまいました。ストライクも全然とれなくなって、気持ちの面で落ちていたけど、その時に、『もっと、こうやってみたら?』とか、チームメイトからアドバイスをもらって、その結果、気持の面ですごい変わっていきました。
――サムライALL JAPANのメンバーが声を掛けてくれたのですね?
『吉』 そうです。今の自分は、もっと色んな事を学ばないといけないし、成長しないといけないので、やっぱり自分だけじゃ分からないことがたくさんあるけど、周りからみてくれた人のアドバイスを今回はたくさん聞けたので、自分だけじゃなくメンバーみんなのおかげで成長できたなっていうのがありますね。
――とくに印象に残ってるチームメイトからの一言はありますか?
『吉』 ずっとキャプテンを務めていた西さんとキャッチボールしていたんですが、最初はキャッチボールではストレートを投げて、フォームを修正したけど、西さんから『ナックルボール投げたいなら、もっとナックルを普段から投げないとダメだ』ってズバっといってくれて。そこから、とにかくナックルをキャッチボールから投げるようにして、遠投でどんどん後ろに下がろうが、ナックルを投げ続けて、それによってナックルの球質が少しずつ変わっていったんです。
実力的には、まだ納得のいくナックルは試合で投げられてはないけど、前と比べると無回転になる確率や、ストライクが入る確率が上がったので、良かったなって感じています。
――このサマーリーグで、吉田投手が一番満足のいくピッチングができたマウンドというのは?
『吉』 リーグ戦ではないけど、最後のチャリティゲームで先発して3イニング投げた試合ですね。その時は、いつも通りの自分が出せてるという感覚で、投げていて気持ちよかったんです。
今まで、投げている時に『今日はちょっとダメだな』とか、すごいネガティブだったけど、この試合では投げていて気持ちよくて、『もっと投げたいな』って心から思えるようになった試合でした。それが自分の中で、一番印象に残っているゲームですね。
――サムライALL JAPANのメンバーとして、サマーリーグに挑んだ経験の中で、これが身についたと感じる部分を教えてください。
『吉』 技術面もそうですが、やっぱり精神力ですね。マウンドに立った時の雰囲気が日本とは全然違うんです。また、アメリカにいくと自分で何でもやってかなくちゃいけないので、色々工夫する力がつきました。
今まで日本にいたときはコーチやトレーナーの指示通りにやってきて、いざアメリカにいったら、何をやっていいか分からなかった。その時に、自分は1人になったら何もできないんだってことが分かったんです。1人でアップをする力も徐々についてきました。体のケアも全て自分で管理しないといけないので、それがすごく自分のためになっていますね。
今回は自分の成長がハッキリとみえたので、サムライALL JAPANに入って戦った2ヶ月間は前向きな気持で終われました。満足度は自分としては、100点つけてもいいんじゃないかなって思います!
――サマーリーグを経験した中で見つけた次なる目標は何ですか?
『吉』 今回、サマーリーグを経験したおかげで、自分の課題をクリアして、また新しいものが見えてきたので、これからはもっと体を鍛えたいです。
今年は精神面の課題が大きくて、それを徐々にクリアできたので、次はナックルをストライクにいれる体の強さと、先発をやるには持久力が大事だと分かったので、そこを鍛えていきたいですね。
――では最後に、これからサムライALL JAPANに入りたい選手へメッセージをお願いします!
『吉』 アメリカで野球をする経験が出来て、日本とは違った色んなものが見えてくる。経験してみる価値がここにはありますね。